技術情報

放射線遮蔽材料

当社は、従来からの金属加工技術に加えて、X線やガンマ線、中性子など放射線の種類に応じた遮蔽材料とこれらを組み合わせた遮蔽容器をお客様の要望に合わせて提供させて頂いています。特に中性子については、反応の過程でガンマ線が発生するため、中性子遮蔽材と異なるX線・ガンマ線に適した遮蔽材と組み合わせる工夫も提供しています。また、放射線の種類だけでなく、それぞれのエネルギーによっても材料の厚さや濃度など最適な条件は異なってきます。当社の特徴(強み)としてエポキシ樹脂に放射線の種類に応じた遮蔽材料を混合した遮蔽材を開発しています。(詳しくはここの技術資料をご覧ください。特許出願中)
当社が提案した中性子遮蔽材料が東芝電力検査サービス株式会社殿の中性子イメージインテンシファイアシステムに採用していただいています。(関連発表論文はここのWebをご覧ください。2014年発表資料)

冷却カメラ組み込み構成

中性子用イメージインテンシファイアに組込むカメラの設計・製作を放射線遮蔽材料と合わせて総合的に取り組んでいます。新たに北海道大学殿と連携して温度安定低ノイズ型の冷却カメラを組み込んだ新たな構成システムの製作を行っています。(2018年9月シドニー開催のWCNR-11国際会議で連名発表。後日論文掲載の予定です。)

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